フェデラーが負けて、へこんでいます。彼を真剣に応援してるので。
既に、史上最高の選手かどうかが争点で、歴史に挑戦していて、「神」とか「マスター」とか言われている。それだけでその心の中の重圧は計り知れないのに、そこに、ナダルみたいな「生身」丸出しの強敵が行く手を阻んでいる。
自分が確かにたどり着き、ものにしたはずのポジション(世界No.1、無敵、天才)から瞬く間に引き摺り下ろされること、そしてそれが全世界に晒されていること、相当辛いだろう。
「あるべき」だったものが無くなった喪失感、絶望感は、彼をずっと蝕んでいるに違いない。
そして、そんな彼を最も近くで見て、引き摺り下ろしている張本人のナダル。そんな彼が、対戦成績で上回り、ウィンブルドンのタイトルも世界No1の座も奪い、全豪も奪っても、
「フェデラーこそ史上最高のプレイヤーだ」と称え続けるのも、
友人として、同じ立場に立った者として、フェデラーの心情、苦悩が見るに耐えず、フェデラーが自信を取り戻し、また戻ってくるのを期待しているのだろう。
同時に、自分がフェデラーに代わって、「無敵、勝つべきである」立場に立たされるのが恐ろしいに違いない。それが奪われたときの絶望感を、去年ウィンブルドンを奪った瞬間に一番近くで見ているんだから。
だから、この2人の決勝は、見ていて胸が熱くなる。一人一人の個々の気持ちじゃなく、それがすごく繋がっていて重なっていて、相手の心が見えていての対戦であるのが感じられるから。
今度はフェデラーが勝ち、ナダルにどんな言葉をかけるのか、早くそれが聞きたい。
既に、史上最高の選手かどうかが争点で、歴史に挑戦していて、「神」とか「マスター」とか言われている。それだけでその心の中の重圧は計り知れないのに、そこに、ナダルみたいな「生身」丸出しの強敵が行く手を阻んでいる。
自分が確かにたどり着き、ものにしたはずのポジション(世界No.1、無敵、天才)から瞬く間に引き摺り下ろされること、そしてそれが全世界に晒されていること、相当辛いだろう。
「あるべき」だったものが無くなった喪失感、絶望感は、彼をずっと蝕んでいるに違いない。
そして、そんな彼を最も近くで見て、引き摺り下ろしている張本人のナダル。そんな彼が、対戦成績で上回り、ウィンブルドンのタイトルも世界No1の座も奪い、全豪も奪っても、
「フェデラーこそ史上最高のプレイヤーだ」と称え続けるのも、
友人として、同じ立場に立った者として、フェデラーの心情、苦悩が見るに耐えず、フェデラーが自信を取り戻し、また戻ってくるのを期待しているのだろう。
同時に、自分がフェデラーに代わって、「無敵、勝つべきである」立場に立たされるのが恐ろしいに違いない。それが奪われたときの絶望感を、去年ウィンブルドンを奪った瞬間に一番近くで見ているんだから。
だから、この2人の決勝は、見ていて胸が熱くなる。一人一人の個々の気持ちじゃなく、それがすごく繋がっていて重なっていて、相手の心が見えていての対戦であるのが感じられるから。
今度はフェデラーが勝ち、ナダルにどんな言葉をかけるのか、早くそれが聞きたい。
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by katou_chi
| 2009-02-03 07:32
| 近況など雑記